【初級13】顎を3種類の状態にして鼻から発声練習

今回からは、顎(アゴ)に関して本格的に練習していきます。

顎の練習をすることで得られる効果

納得した様子
生徒
おっ!やっと新しいパーツの練習ですね!
聞いている
生徒
顎を練習すると良い理由を教えて下さい!
マイクを持っている
先生
顎はベロを緊張させるための「土台」としての役割も持つパーツであり、顎から下の「首」などを緊張させるための土台となるパーツでもあります。
マイクを持っている
先生
顎の形ごとの色々な音色を使いこなせるようになることはもちろん、顎の状態に左右される事なく楽に発声できるバランスを手に入れることで、歌詞によって発声が不安定になることが減ったり、瞬発的にではありますが音域を広げることのできる動きを手に入れることもできます。

顎の練習方法

マイクを持っている
先生
まず、舌先を下の歯の裏にそえた状態で鼻から「ん」とグーの声を出します。
指示棒を持っている
先生
この状態のまま、以下3パターンの顎の状態を、声が途切れたりしないよう注意しながら切り替えていく練習していきましょう。
パターン1:通常時の開き具合のままの、軽く口を開けた状態
パターン2:1から顎を真下におろした、口が縦長に開いた状態
パターン3:1から顎を前に突き出し、口の形がしゃくれている状態
疑問に思っている
生徒
パターン3の「しゃくれ」た状態を作るのが難しい場合は、どうしたら良いですか?
考えている
先生
以下の状態を練習してみて下さい。
・下の歯を上の歯よりも少し前にずらして出すような形を作った状態で音を出してみる
・下の歯が上の唇に触れるか触れないかの状態を保ちながら声を出してみる
※見本のグーの声