歌詞によって歌いにくい方は「唇」に力が!簡単なボイトレ方法で解決!!

歌詞によって、高音が出るときと出ないときはありませんか?

同じ音程なのに歌詞によって出せない方は、意外に多いです。

こういう人は唇または舌と声帯が混合しており、音がつられている可能性が高いと考えています。(もちろん他の部位が混合している可能性もありますので、断定できません。)

唇に音をつられるなんてないだろうと思っている人も、是非試してみて下さい。

今回は発声の基礎練習として、「唇」の使い方を紹介します。

(1)唇はボイトレにとても大事な要素

ボイトレで口のパーツを練習している女性

説明するまでもないかとは思いますが念のため説明します。

唇は「言葉を発音したり感情を表現したりする」ために使用します。

唇は音が出る最後の窓口となる部分なので、唇の操作が上手くいかないと声帯や喉頭・仮声帯など体の内部の調整が上手くできていても、台無しになる可能性があります。

そのため、発声にはとても重要なパーツの1つなのです。

発声にはとても重要なパーツであるにも関わらず、無意識のうちに悪い癖がついている方が多いです。

例えば、不快な気分になる際に、唇を内側に巻き込んだり唇をかんだりする癖がある方もいるかと思います。

このような方は発声の際に、唇に力が入りやすくなっている場合があります。

また、歌唱の際に高音を頑張って出すように唇の力を借りて、高音を出しやすくしている方もいるのです。

自分ではそんなことはないと感じているかもしれませんが、無意識のうちに行っていることですので、自分で気づくことは難しいです。

(2)唇を自由に動かすボイトレ

ボイトレの練習をしている男性

唇の練習はかなり簡単なものから以外に難しい物までたくさんの種類があります。

今回は2つの簡単なボイトレ方法を紹介します。

かなり簡単な練習に感じる方もいるかもしれませんが、本当にできるのか確認してみて下さい。

自分の癖となっている、無意識の部分を解明するための練習ですのでかなり集中して練習してみることをおすすめします。

【レベルⅠの唇のボイトレ方法】
(1) 口は閉じて鼻から楽な音程で「んー」と発生する。

(2) (1)の状態で、口の形を「あ➡い➡う➡え➡お」の順番に変える。この際、音程が変わらないことに注意する。

【レベルⅡの唇のボイトレ方法】
(1)レベルⅠの (2)が上手くできた場合は、音程をどんどん下げ、無理なく出せる音程まで下げる。
(2)(1)が出来れば、次は音程を無理なく出せる音程まで上げる。

まとめ

ボイトレ練習をして好きな歌を歌っている女性

上記の練習方法はかなり基礎の練習なのですが、少しつまづいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

少しでもつまづけば、すんなりと出来るまで何回も練習してみて下さい。

歌う際に無意識に唇に力が入っている可能性が高いです。

また、上記で紹介した唇のボイトレ練習をマスターできた場合は、何か歌を歌ってみて下さい。

自覚できるほどの変化が出ないかもしれませんが、多少は歌いやすくなっていると思います。

毎日練習を続けていれば誰でも出来るようになるボイトレ方法ですので、是非試してみて下さい!

・歌詞によって、音が出しにくいと感じる方は「唇」や「舌」に力が入っている可能性がある。
・自分では「唇」に力が入っていないと考えていても、無意識のうちに力を入れている場合もあるので、今回紹介したボイトレ方法で確認してみて下さい。