(G)舌

舌の練習をすることで得られる効果

熱心に聞いている
生徒
舌の練習をすると、どんな良いことがあるか教えて下さい!
考えている
先生
色々な効果があります。例えば、安定して高い声を出すように出来るようになったり、喉の力みを和らげる効果がありますね。
聞いている
生徒
ふむふむ。何故そのような効果があるのかも知りたいです!
グッドサインを出している
先生
詳しく説明していると長くなるので、今回もなるべくコンパクトに解説していくよー
指示棒を持っている
先生
まず舌の役割として、喋ったり歌ったりする際、舌は色々な形を作ることで子音や母音などの「言葉」を生み出すことが出来る。というのは何となくわかるよね?
指示棒を持っている
先生
そして舌は、↑の役割以外にも
「発声を不安定にさせる大きな息を減らそう!」
と、のど奥へと入り込んで空気の通り道を狭くし、発声を助けようとする特性も持っているのです。
ただこの際、緊張した舌が、他のパーツを誤作動させ、声帯の動きを邪魔することも多いんです。
疑問に思っている
生徒
舌が喉の奥へ入っちゃうんですね。う~ん、そんな自覚症状はないなぁ~。
励ましている様子
先生
こういうのは無意識のうちにやっているので、自覚症状ある方はかなり稀ですね~
マイクを持っている
先生
長い間舌が声帯の動きを邪魔していると、声帯は本来の力の使い方を忘れて、舌に頼り過ぎた発声しかできなくなってしまいます。
声帯は自分の役割を怠けるのが当たり前になってしまうのです。
マイクを持っている
先生
声帯の本来の力を取り戻し、他のパーツたちの動きを妨げないようにするためにも、舌を使わずに声を出す方法を練習していきしょ~

舌の練習方法

疑問に思っている
生徒
舌を使って発声していた人が、声帯の本来の力を取り戻すのって難しそうです。。
励ましている様子
先生
はい、長年の癖を取るには大変ですが、何回も練習していけば、解決できるので一緒に頑張りましょう!
マイクを持っている
先生
たくさんの練習方法がありますが、一番簡単なものから練習していきます。
「あっかんベー」をするようにベロを出した状態で、声帯のレッスンのときにやったグー・チョキ・パーの声の出し分け練習をしていきましょう。

この際に舌が口の中に戻らないよう、レッスン中のインカメラを使って、自分の舌の動きを注視してみてください。
マイクを持っている
先生
もし舌が勝手に口の中に戻ってしまう場合は、日頃から「グー・チョキ・パーなどの発声のバランスを作る際にたくさんベロの手助けを借りている」というサインなので、ゆっくりと出し分けの練習をしながらベロに頼らない発声を探していきましょう。
聞いている
生徒
舌がめちゃくちゃプルプルしたり、舌がすぐに引っ込みそうになるんですけど、どうしたら良いですか??
考えている
先生
どうしても舌が言うことを聞かない場合は、舌先を指で引っ張りながら練習すると感覚が身につきやすいです(数回折りたたんだティッシュなどを使いながら舌を掴むと、滑りづらくて練習しやすいです。