【中級13】仮声帯③(仮声帯を引っ込めて作る「チョキ」)

仮声帯の練習どうでしょうか?

あまり順調でない方は、問い合わせから相談してみて下さいね。

この練習をすることで得られる効果

指示棒を持っている
先生
この練習を行っていくことで、高音発声に必要な「音階ごとの適切な閉じパーツたちの重量コントロール」ができるようになっていきます。
指示棒を持っている
先生
声帯&仮声帯がしっかり稼働した状態のグーの声から、仮声帯の介入だけを減らしていくことで声帯の緩みの少ない(息漏れ感の少ない)チョキの声を見つけていくことができます。息漏れ感の少ないチョキの状態は、高音時には地声の様なハイトーンの音を作る素になります。
考えている
先生
逆に仮声帯の閉じはあまり減らさず、声帯の閉じを優先的に緩める閉じパーツの量の減らし方で作られたチョキの声は、高音で風圧に耐えきれず裏返りやすくなったり、声を出してて苦しくなったりしますが、うまく操作すると息漏れ感をまとわせた声にすることもできます。

仮声帯を上手くコントロールしたチョキの練習方法

マイクを持っている
先生
まずは、仮声帯のジリジリが入った「グーの声(ん)」を、ニヤけていくことで「チョキの声(ん)」に変えていく練習していきます。

息漏れのないチョキの声を出すためには「ニヤける」という方法がとても効果的です。
好きな食べもの想像したり、カワイイ動物や好きな人のことを思い浮かべてみたり、「自分が笑顔になってしまうもの」を想像するのがおすすめです。
グーの声を出してたはずなのに、”音の角(ジリジリ感)”が取れていき、少しずつ”やわらかい丸みのある音”に近づいていけばチョキの練習は成功です!

※仮声帯のジリジリが入ったG(ん)⇒笑いながらCに変えていくの音声

指示棒を持っている
先生
次に、「仮声帯のジリジリが入ったG(い)⇒笑いながらCに変えて」下さい。

※仮声帯のジリジリが入ったG(い)⇒笑いながらCに変えていくの音声

マイクを持っている
先生
最後に、「仮声帯のジリジリが入ったG(え)⇒笑いながらCに変えて」下さい。

※仮声帯のジリジリが入ったG(え)⇒笑いながらCに変えていくの音声

考えている
先生
仮声帯を離そうとする際に、舌を飲み込んだり喉頭まで落としてしまう人はとても多いです。
グッドサインを出している
先生
チョキを作る際には喉頭を上げ気味にしていくつもりで、ニヤニヤ笑っていきながら仮声帯が引っ込んでいく感覚を探していきましょう!
疑問に思っている
生徒
仮声帯が引っ込んでいく感覚があまり分からないのですが、何回も練習していけば感じ取れるようになるのでしょうか?
励ましている様子
先生
「仮声帯の操作感覚がわからない」という悩みは、他のパーツの操縦レベルが低い際に起きやすい現象ですので全然心配しなくて大丈夫ですよ!
少しずつ操作出来はじめてきた他のパーツの精度を高めていくと、今は特定しづらい仮声帯に対する感度や操作も相対的にレベルアップしていきますので、よく分からず悶々と悩んでしまうくらいなら、他のパーツ練習をメインに取り組みみつつ、たまに仮声帯練習もやってみて変化具合を確かめていきましょう!