次は、「締め付けたじりじり音」の音色を練習していきましょう!
仮声帯と声帯を同時に使って締めをコントロールしていく練習なので、低音発声で不安定になってしまってる人に特に効果的な練習です。
最初は難しいかもしれませんが練習していくうちに緊張することなく適切なパワーで出せるようになり、じりじり音を出す際の不安定感や喉の負担も減っていきます。
「ゆるいジリジリ音」と「締め付けたジリジリ音」この2つの発声の違いを明確に区別して出していけるようになると、低音・高音、それぞれで「少ない空気で効率的に発声する」というバランスをより正確に見つけることができる(今までの発声で誤作動させていたパーツを見つけやすくなる)ようにもなってきます。
一緒にゆっくり頑張っていきましょう!
じりじり音②(締め付けた音)の練習方法

まずは、肺から空気を抜いた状態でグーの声「え」を出し、そこから徐々に喉を締めていきながら潰れた音を出していきます。
※見本音声

次は最初のグーの声は使わず、最低限のパワーでじりじり音が鳴る仮声帯の寄せ具合を探していきましょう。母音は「え」で行います。
※見本音声

最後も同じく最低限のパワーの「あ」でじりじり音を作っていきましょう。息を出すか出さないかのラインで音が鳴るポイント探すのがコツです。
※見本音声

喉が痛くなった際はどうすれば良いでしょうか?

最初のうちは何回も練習していると喉が痛くなる場合もあります。
練習中に痒みや違和感を感じる前にその日の練習は中断orパーの声系の練習をして強張った喉をほぐしましょう!
練習中に痒みや違和感を感じる前にその日の練習は中断orパーの声系の練習をして強張った喉をほぐしましょう!